令和5年3月4日那覇交流会レポ

私たちひきこもり家族会沖縄支部は3月4日(土)に交流会を開催しました。
今回は子どもと家族の気持ちの吐き出しについて、活発に対話がなされ、家族同士の共感がより高まった回となりました。また心理士の方にも参加していただき、アドバイスをいただきました。

令和5年3月4日(土)10:00〜13:00
那覇市民活動支援センター会議室5(定員15名)
参加者14名(元当事者2名、家族10名、関係者2名)

対話交流

内容をぼかして個人が特定されないようにしています。
  • 家族:個人的に家系図を調べており、とうとう離島に調査する必要が出てきました。つながりを確認する活動で、私自身が元気になることが目的です。ひきこもりの回復は、家族が元気になることから。
  • 家族:子どもが私に安心して気持ちを吐き出した過去について、子どもも苦しんでいました。激しい感情、叱責を親にぶつける子どもは、「いつまでも続いてしまう、助けて」と訴えていました。私は覚悟を決めて、最後まで吐き出しを受けようと決意しました。その後少し落ち着いて、夫婦でKHJが認定するひきこもりピアサポーターになろうと決心しました。いつまで続くかわからない不安、これからも子どもを支えるため、家族にも道しるべが欲しかった。安心したかったです。
  • 家族:私の家庭でも吐き出しを行っています。しかし、充分ではないのか家族として不安です。子どもの気持ちに応えられず申し訳ないと、子どもに伝えています。もっと吐き出しをしてもらいたい。その環境を作りたいです。
    • ←気持ちを受け続けるときついので、家族会で元気になって、我慢しないでください。
    • ←充分に応えていると思います。時間を決めて話を聞くことが大切です。家族のメンタルケアの視点で。
    • ←その不安は家族会で解消してください。本や専門家の話で勉強する人は多いですが、実践することとは違いますね。つながって本当によかったと思います。
  • 家族:私の家庭は吐き出しはまだの段階です。どうしたら気持ちを吐き出してくれるのか、安心して過ごせていないからなのか、考えています。家族としては、先回りして何かを強要しないよう気をつけています。食が細くて、ついおせっかいをしたい気持ちでいっぱいになります。本人の意志を優先にしています。
    • ←食事など健康面が気になりますよね。さまざまな実践例がありますよ。
      元当事者:一念発起して大阪で頑張っています。ただ初めに計画していたことと違ってきたので、これからどうしようか悩んでいます。あとで相談に乗ってください。
  • 家族:子どもは私を避けています。どうにかして接点を作れないかと考え、ペットを導入しました。これをきっかけにしたかったのですが、つい子どもの部屋に入ってしまい嫌われてしまった。本人の望まない行動をしていたんだと反省しています。
  • 元当事者:みなさんの子どもに寄り添う気持ちと姿勢に心が洗われます。私は家族とわかりあえず、家が苦しすぎて、自分が生きるために家を出ました。心身ボロボロの状態でした。家族とはわかり会えないまま、これからも会えないかもしれません。これは家を出る悪い見本です。参考になさらないように。
  • 家族:ひきこもり状態からいろいろ回復して、専門学校に通う子どもを支えています。この一年、体調が優れない時が続き、つまづきもありましたが、多くの方の協力やご厚意に支えられて、無事に進級できることになりました。晴れやかな節目をむかえられそうです。


令和5年3月18日(土)9時〜12時北谷町生涯学習プラザ(ニライセンター)セミナー室1(19名収容)参加費500円です
交流会は途中参加・退席は自由です。聴くだけの参加もOKです。
交流会で話されたことは、決して外へ持ち出しません。
一切の宗教活動や営利活動は禁止します。
参加を希望される方は事前に会までご連絡ください。