令和5年3月北谷町交流会レポ

令和5年3月18日(土)9時〜12時
北谷町生涯学習プラザ(ちゃたんニライセンター)2階セミナー室1
参加:4名(元当事者2、家族:1、関係者:1)
参加費:500円

私たちKHJひきこもり家族会沖縄支部は3月18日(土)に北谷町で交流会を開催しました。
北谷町での開催は2回目でした。参加者は少ないですが、その分ゆったりと対話交流ができました。
今回はひきこもる子どもとの接点のつくり方のお話が印象的でした。
対話交流の振り返りでは、聞き役の傾聴についてフィードバックを交わしました。先の見えない不安がつのるお話の中に、キラリと光る要素をみつけてあげるだけで、話者が前向きな気持になれたことがとても良かったです。
傾聴は、話し相手が気持ちよくお話することができるスキルです。ポイントは、相手の話を深堀りできる質問を効果的にすること。自分の経験や価値観を話すのは、もっと後でもいいかもしれませんね。

対話交流

個人を特定されないように加工しています。
  • 家族(父親):もうすぐ成人の子どもはよく散歩をしています。私が仕事から帰って、自宅ガレージで趣味の作業をしているときに、ばったり出くわしました。そこで一言、「何してる?」「作業だよ」程度のやりとりができました。これは最近の嬉しい話です。家族としては、もっと子どもと関わりを持ちたい。こちらから話しかけても、LINEに子どもが興味の有りそうな動画のリンクを送っても、リアクションがない。どうすればよいのか、ずっと考えている。何かきっかけがあれば。
    • ←自分の気持や都合で考えるのではなく(気持ちは充分にわかります。。)、子どもの都合で考えてみてはいかかでしょうか?散歩の途中で、ガレージにいる父親にはお話できたのですから、この機会を大切に、回数を増やしていくことがいいのかもしれません。子どもにとって不快じゃない距離感が、散歩途中のガレージでは保たれるのでしょう。
  • 家族:父親として、人生の厳しさに負けないような力を子どもに伝えたい。獅子の子落としのことわざのように、父親は子どもが崖下から登ってくるのを暖かく見守り、崖下では母親が暖かさで包み込んでいるという考えです。
    • ←崖から登るのが子どもにとってしんどいなら、父親も崖から下りて子どもを暖かく包んでもいいと思います。ひきこもりの父親への気持ちは複雑なものがあります。罪悪感と、プレッシャーと。ここで女子会トークが効果的です。おいしい、おもしろい、かわいい、などテーマにした対話です。考えや価値観にとらわれない、今の気持ちを共有するようなお話です。
    • ←ネット通販などでのお取り寄せもおすすめです。テレビでとりあげられた美味しい食材や料理などを取り寄せてみるのもいいかもしれませんね。