私たちひきこもり家族会は、令和6年6月15日(土)に北谷町で家族交流会を開催しました。
今回は訪問看護サービスの活用について、実際に利用している当事者のお話に、参加者の関心が集まりました。
また親を責めてしまうことに悩む当事者に対して、たくさんの言葉がかけられました。どうすれば親を責めることをやめることができるのか、家族の方も一緒に考えていきたいです。
令和6年6月北谷町交流会
令和6年6月15日(土)
北谷町生涯学習プラザセミナー室1
参加者:家族2名、当事者3名、関係者2名
参加費:500円
対話交流
個人が特定されないようにしています
- 当事者:前回の交流会では途中で苦しくなりました。ある当事者会が解散してしまった話しから、当事者会の運営の難しさについて話題が移りました。私もその当事者会に関わっていて、残念で悲しい思いをしたので苦しくなったんだと思います。今日は話すことができてよかったです。
- 家族:ひきこもりの息子は小学校1年から不登校でした。発達障害と適応障害の診断がおり、特別支援学校の高等部へ進学し、卒業後に職業訓練学校へ進みましたが、ふたたびひきこもりました。現在6年が経ちましたが、今後に向けて受療を続けています。子どもは睡眠を治したいと訴えています。主治医からは訪問看護の提案もありました。今情報を集めているところです。
- 当事者:元ひきこもりで現在精神保健福祉士で支援者となった方のyoutube動画を見ました。とても参考になりました。ひきこもりがテーマの動画やニュースのコメント欄には残念なコメントが溢れていますね。「ひきこもりは鍛え直せばいい」「日本が恵まれているから、ひきこもりが生まれる」など。孤立の問題だと思うので、どれも見当外れだと思います。
- 当事者:私は訪問看護サービスを利用しています。サービスでいらっしゃる看護師・保健師のみなさんはとても親切で、私に配慮してくれていることがわかります。毎回の健康チェックや身辺の整理、おしゃべりなどでとてもありがたいと思います。30分程度の利用時間なのですが、中には時間を意識しすぎておざなりな対応をされる人がいます。人間同士の感性が合う、合わないの問題もありますが、ある程度融通を聞いてくれている印象です。
- 当事者:私がこんなに苦しい思いをしたのは親のせいだと、どうしても親を責めてしまいます。私と両親で衝突を繰り返し、お互いにつらい時間を過ごしました。家族会につながって、両親は私に対してとても良くしてくれていると十分に理解をしているのですが、どうしても親を責めてしまいます。そして私自身が耐えられなくなります。今日は何か変化が欲しくて、親につれてきてもらいました(親は途中退席)。
- ←つらい思いを親に伝えられたこと、そしてここでも共有できたことがとてもよかったと思います。私もつらかったので、本当に話してくれてよかった。ありがとう。
- ←ここはアドバイスの場ではないので、個人的な話しを伝えるだけにしますね。私の場合は日々の小さな楽しみや社会的な経験が貯まるにつれて、親へのわだかまりが軽くなりました。