令和5年10月21日(土)9時〜12時
北谷町生涯学習プラザ(ニライセンター)
参加者:4名(家族2名、元当事者1名、関係者1名)
参加費:500円

私たちKHJひきこもり家族会沖縄支部は10月21日(土)に沖縄県北谷町で交流会を開催しました。
今回はコミュニケーションのきっかけやヒントを求める家族のお話から、子どもの状態に合わせた関わりが大切だという気づきを共有することができました。

どうにかお話したい、なぜ?と聞き出したい、という気持ちは家族の都合で、子どもからしたらまだ話せる状態ではないということもよくありますね。どのように家庭の環境を整えたら、子どもの傷が癒え、回復し、家族の関わりに応じてくれるようになるのか。現在どれくらいのかかわりなら許されるのか。こういった視点が大切なのかもしれません。

対話交流

個人が特定されないようにしています
  • 家族:ある相談員から「あいさつすることが大切」と教わり、実行すると子どもが反発し、より家族をさけるようになりました。どのようにしたらいいのでしょうか?
    • ←「おはよう」などの声かけはまだ早いということでしょうか。ただメールで食事についてやり取りしているということです。メールでしかお話できないととらえるのではなく、メールを使えばお話ができるというように前向きに評価してみては。子どもがエネルギーを満たすことができる環境が整えば、時間が解決するのかもしれません。
    • ←ちょっとした独り言からはじめてみたらどうでしょうか?「あら」「雨ふりそう」「おいしい」など。家庭に声がある状態を自然につくることができれば、その先に進めるような気がしますね。
  • 家族:子どもの就学期に厳しすぎたかもしれないと後悔しています。もっと子どものペースを考えるべきでした。
    • ←悔やむ気持ちもわかりますが、あの時悪意をもって接していたのではないはずです。悔やむ気持ちを子どもが回復するための気力にしてはどうですか。「あのときはわからなかったんだ、ごめんね。全力で味方をするから、安心して休んでね」と声掛けもできそうです。
  • 家族:私はため息するのが癖で、子どもにひどく怒られたことがありました。
    • ←ひきこもる当人は、自分のせいで家族が不幸になっていると、自分を責めていることもあります。子どもと違い、家族は外で気分を発散することができるので、家庭では和やかに健やかに、雰囲気をつくりたいですね。