私たちKHJひきこもり家族会沖縄支部は令和7年7月19日(土)に家族交流会を開催しました。今回は初めて参加する方が多かったのですが、いつも通り「ひきこもり支援ハンドブック」の読み合わせをし、対話交流を行いました。今回は選挙や理髪店など、普段ひきこもりとあまり関係がないような話題にまで広がりました。

令和7年7月北谷町交流会

令和7年7月19日(土)9時~12時
北谷町生涯学習プラザ(ニライセンタ―)2階セミナー室6
参加者:9名(家族6名、当事者1名、関係者2名)
参加費:500円

対話交流会メモ

  • きょうだい:言葉で説得することはあまり効果がないことや、自尊感情に配慮することなど、これまで家族交流会で共有してきた話題が、わかりやすくまとまっていると思いました。(ひきこもり支援ハンドブック)
  • 関係者:本人に生き方を選択してもらうこと、そのために関わる人が多くの選択肢を用意し、適切に関わること。支援者としても反省しつつ、これからの支援に活かしていきたいです。(ひきこもり支援ハンドブック)
  • 家族:ひきこもりの方やコミュニケーションに自身の無い方でも安心して通うことができる理髪店や美容室があればいいなと思います。サービス中は一切話しかけられないお店はなかなか見つけることができません。
    • ←感覚の過敏で、そもそもさわられることが苦手という話も聞きますよ。
    • ←「沈黙理髪店」は一定のニーズがあるかもしれませんね。実は私も苦手です。いつも目をつぶって寝たふりしています。
  • きょうだい:これまできょうだいがひきこもりということで、いろいろなことを失ってきたという思いもあります。これまでにもたくさん口論しました。私自身の喪失感をだれかの責任にするという考えから脱しようと思い、最近世帯分離の手続きを進めています。環境を整えて、嫌な気持ちが生じなければ、お互いに良好な関係に進めるのではないかと考えています。
  • 家族:こどもがひきこもり状態から就職しましたが、最近は口を聞かなくなりました。家族を気にして無理をしていないか心配です。
  • 家族:活発だった娘が突然不登校となり、そのまま成人して今に至ります。選挙の投票に行くことができましたが、仕事はまだできないです。どのような生きづらさを抱えているのか、いろいろ考えています。
  • ひきこもりのこどもは選挙に強い関心があります。将来が不安で絶望するほどだと言います。
    • ←生きづらさを抱える人でも希望を持てる社会作りに向けて、こどもの選挙に付き合うという向き合い方もありますね。期待できる候補者の演説を聞きに行くとか、外出の理由にもなりますね。