私たち不登校・ひきこもり家族会は令和7年5月17日(土)に対話交流会を開催しました。
今回の「ひきこもり支援ハンドブック」の読み合わせでは、親の立場と支援者の立場で様々な意見が出され、気づきを共有しました。
家族の皆さんも、支援者の皆さんも、そしてひきこもりの方も、このハンドブックを通してより良い関係を築けるといいですね。

令和7年5月北谷町交流会

令和7年5月17日(土)

北谷町生涯学習プラザ(ニライセンタ―)セミナー室6

参 加:本人1名、家族1名、関係者3名

参加費:500円

交流会メモ

  • ひきこもり支援ハンドブックには、ひきこもりの家族の方に対しても、ひきこもり本人と同じ姿勢で対応することが大切だと書いています。
  • 家族も自尊感情が低くなっていますし、社会通念や法律、ルールの視点で「悪く言われるかもしれない」ことを覚悟して相談に向かいます。
  • 過去に勇気を振り絞って相談窓口で声をかけたら、「予約をしましたか?」と事務的な対応が返ってきました。あの時は、親として大人として情けなくて、悲しい気持ちになりました。
  • ひきこもりの方、家族の方も、支援において対等の立場として尊重されたいです。自分や家族に関わることなので、一緒に考え、選択したい。これまでは専門家が提案した支援に、本人と家族が合わせるような感じがありました。長期的な目標に向かって、当面の小さなステップが複数あるなら、自分で選びたいです。
  • こどもを家族の一員として尊重することが大切だとよく言われますね。何かにつけて、こどもの意思を確認することが大切だと。あいさつや、「ご飯つくったから置いておくね」とか。家族会に参加することなども。「どうせ返事をしないから」という言葉もよく聞きますが、家族の気分でこどもを排除しないようにしたいです。
  • 家族の声に反発しちゃうけど、声掛けがなくなったら「諦められた」と絶望すると当事者の話がありました。
  • 親亡き後について、みなさん不安が大きいですが、具体的にどういうことが不安とはなかなか言えないですね。親亡き後の支援について、体験談などに沢山触れると少しは不安が解消されるのではないでしょうか。