私たち不登校・ひきこもり家族会は令和7年2月1日(土)に家族交流会を開催しました。今回から那覇市交流会は9時スタートとなりました。1時間早めていますが、午後は12時から有意義に時間を過ごすためです。
令和7年2月那覇市ひきこもり家族交流会
令和7年2月1日(土)
なは市民活動支援センター研修室2
参加者:家族4名、関係者2名
参加費:500円
不登校やひきこもりのこどもについて、家族(夫婦)間で気持ちや考えを合わせることが難しいお話をよく聞きます。家族会ではよく、お父さんが合わせてくれない、母親が理解してくれないなど不満がこぼれます。相手にわかってほしくて言葉で訴えても、言い返されて家庭の雰囲気が悪くなるといった流れですね。言葉で説得できない相手をどうすればいいのでしょうか。
支援の現場では、相手を説得するのではなく、相手を取り巻く環境を整えることで気分が変わり、自然と望ましい結果へ導かれることがあり、これを環境調整と言うそうです。理屈で説き伏せるよりも、いい気分になれるように工夫をするのですね。声掛けの仕方、お互いの家庭内での動線..こどものために、家族が良いチームとなるために、みんなの力を借りながら環境調整を模索したいですね。
対話交流
※個人が特定されないようにしています
- 家族:こどもは買い物に付き合ってくれますが、家族以外との関わりが難しいです。最近こどもが不眠を訴えていますが、病院受診には気が向かないようです。代わりに親が相談受信することにしました。
- ←受療に不安を感じているのでしょうか。咳や「かゆみ」などの症状にお薬が出されるように、「眠れない」症状を相談して、お薬でよくなるというイメージを共有できるといいですね。
- ←親が代わりに受診相談するっていいことだと思います。病院に着いてからの見通し、段取りをお医者さんに詳しく聞いて、こどもに伝えてあげると良いと思います。
- ←手のひらを日光に当てるだけでも改善すると聞いたことありますよ。
- ←無意識の不安を解消するために、親子のボディタッチがいいと聞きました。愛着とかアタッチメント形成というそうです。アロマで手のひらマッサージとか、自然な関わり方を模索したいですね。
- 家族:こどもは不登校からひきこもりとなりました。部屋から出て来ない家庭内ひきこもりにはさせまいと、配慮してきました。こどもが嫌がる声掛けをしない、クリスマスなどの季節の行事を家族で楽しむ、家族一人一人に家事の分担をするなどです。今日の家族会でお話して、私自身が少し疲れてきたように思いました。
- ←こどものため、家庭のために頑張ってこられたのですね。自分のために時間を使って気持ちを上向きにできるといいですね。
- 家族:以前はこどもを連れて外食に行っていましたが、最近は無くなりました。こどもは外に行きたがりませんが、父は家族一緒に外食することに意味があると、次第に足が遠のいていきました。そんな中、最近ファストフード店のコラボ商品目当てに外食に行くことができました。
- ←聞いていて嬉しくなりました。夫婦の外出を増やすと、こどもの息抜きになると思いますよ。
- ←嬉しくなると、親としてついつい要求が増えることってありますよね。追加で●●行こう、○○しようって。私はこどもの負担にならないように注意しています。
- 家族:父は、ひきこもりについて理解ができないようです。お休みの日の日中に掃除機やDIYで大きな音を立てているのですが、こどもは騒々しくて落ち着けないと言います。私は休日に父の用事にできるだけ同伴しドライブする。
- ←お父さんの対応に苦労されているのですね。こどものために偉いと思います。
- ←理解してくれない、協力してくれない相手にたいして、ちょっとの工夫で対応出来ればいいですよね。お母さんとして上手に対応していると思います。
- 家族:ひきこもり研究の大学の先生が講演するということで参加してきました。ためになるお話でしたが、「私はひきこもりを100%解決できます」と仰ったので、少し変だなと思いました。
- 家族:講演会などで、知り合いに会いたくないなと思っています。知り合いだと大変気を使わせてしまうので。遠慮なくひきこもりについて聞いてほしいし、話してほしいと思います。