10月ひきこもり家族交流会@那覇市
令和6年10月5日(土)10時〜13時
那覇市民活動支援センター研修室2
参加者:家族7名、当事者1名、関係者1名
参加費:500円
私たちKHJ ひきこもり家族会沖縄支部は令和6年10月5日(土)に那覇市交流会を開催しました。
交流会では、こどもの状態が改善した背景に、親だけでの相談を2年間継続した話や、こどもに無理に関わらず、見守り察する対応を続け、8年目に支援員につながった話が印象的でした。
ひきこもり問題の解決は、まず親(家族)が健やかになり成長することから。親として孤独でつらい時間を前向きに進めるために、家族会での対話が有効なんだと改めて認識しました。
対話交流
個人が特定されないようにしています
- 家族:こどもがようやく県のひきこもり支援センターにつながりました。現支援員に対して、ただただうなづくだけの反応から、少しお話しするようになりました、ようやくここまで来れたと嬉しい気持ちです。母親のみで県の相談員と2年間にわたって相談を続けてきました。超スモールステップでここまで来れました。
- ←お母さんとして、こどものことをあきらめずに、相談を続けるのは大変でしたよね。
- 家族:こどもは資格試験が上手くいかず、アルバイトをしていましたが、間もなくひきこもってしまいました。家族として、こどもとお話ができずに悩んでいます。
- ←こどもにとって今の状況が、無理のないベターな状態である可能性もありますよね。
- ←お話してほしい、●●してほしいなど、家族が期待する行動や結論を前提にしたコミュニケーションは上手くいかないことが多いです。無条件で、そのままでもいいよというスタンスで、自然なかかわりを模索するといいと思います。
- 家族:こどもは本土の大学に通っているときにひきこもり状態になりました。うつに罹患していました。今は一緒に暮らしていますが「死にたい」と伝えてきて、家族としてとてもつらいです。今日は初めてこどものことを吐き出すことができて良かったです。
- ←「死にたい」気持ちを心にとどめないで、家族に伝えることができるのはえらいと思います。気持ちを伝えられたことに焦点を当てて、暖めてください。
- 家族:こどもが相談員につながることを受け入れてくれました。父親として失敗したコミュニケーションもありましたが、最近はこどもにあれこれ言わず、こどもの状態を察するようにしていました。散歩の時間がどんどん伸びてきて、こどもが次のステップに向かっているんだと察していました。これまでに8年くらいかかったと思います。
- ←親としての心配から、不用意な声かけをして失敗するのが普通ですが。私もこどもの状態を察するようにします。しかし、よく我慢できましたよね。