ひきこもり家族交流会8月那覇市
令和6年8月3日(土)10時~13時
なは市民活動支援センター研修室2
参加者:当事者3名、家族6名、関係者3名
参加費:500円
私たちKHJひきこもり家族会沖縄支部は8月3日(土)に那覇市交流会を開催しました。
今回は元ひきこもりの方が3名参加しました。アルバイトチャレンジの話、家族や支援者に思うこと、ゲームについてのことなど、普段聞くことができない話題に参加者の関心が高まりました。
あるお父さんの「こどもの様子について無理して聞かず、察するようにした」というお話は、こどもに寄り添って応援することの大きなヒントになったと思います。
対話交流
個人が特定できないようにしています
- 当事者:元ひきこもりです。身体の治療を続けてきて、つらいときもありましたが最近ようやく体調が安定してきたところです。気持ちが前向きになって、コンビニアルバイトにチャレンジしちゃいました。私にとって初めて雇用契約のある仕事です。ウキウキしています。
- 家族:父親の立場です。20代の息子とは、家庭の用事に限ったコミュニケーションができるようになりました。いろいろ手伝ってくれます。子どもについて、無理に聞き出さずに察するようにしています。最近はこどもの散歩が長くなりました。昼夜逆転が少しずつ改善しています。本人の前向きな意思を感じました。母親はインターネット上の父母会に参加するようになり前向きになりました。
- 当事者:元ひきこもりです。今思うと、動き始めのときに失敗させてくれる環境がありがたいと思います。少しの失敗でも恐れてしまい、動けなくなっていたと思います。
- 関係者:ゲームを通してひきこもりの方と交流しています。家族の方は子どもの再チャレンジを見守ることに徹してほしいなと思います。家族が余計なことをしないこと。支援者は、当事者と一緒に失敗したり転んだりすることが大切だと思います。
- 家族:子どもが自立訓練の事業所に通って3か月ほどたちました。パソコンの授業のほかに料理などの活動もしています。事業所でのことを家庭でもお話してくれますが、お家で料理はしません。最近移動のバスで焦燥感を感じるようです。
- ←子どもにとって事業所の環境がちょうどよい程度のストレスなのでしょうね。バスは教室よりも狭いですし、人との距離も近いので、ストレスを感じてしまうのでは。きついようでしたら他の通所の方法も考えたいですね。
次回の那覇市ひきこもり家族交流会は9月7日(土)10時〜13時、なは市民活動支援センターで開催します。同じひきこもりの家族の方とお話しして、また元ひきこもりの方のお話を聞いて、家族が前向きで健やかにいられるエネルギーを共有しましょう。