私たちKHJ ひきこもり家族会沖縄支部は、令和6年7月6日(土)に家族交流会を開催しました。
親として自分がしっかりしなければいけないと強く思っている家族の方は多いですよね。
そして今回は、その重圧にいつまでも耐えられそうにないと正直に気持ちを吐露された参加者に、皆の共感が集まりました。
専門家とつながり見通しを持っていても、安心を感じることは難しいです。やはり、家族が健やかでいるためにはピアサポートの力が必要だと改めて感じました。
ひきこもり家族会7月那覇市交流会レポ
日 時:令和6年7月6日(土)10時〜13時
場 所:那覇市民活動支援センター研修室2
参加者:家族8名、当事者1名、関係者4名
参加費:500円
対話交流
個人が特定されないようにしています
- 当事者:ひきこもりの人のほとんどの人が「親が悪い」と思っています。私もそうでしたが、たくさんのピア交流を経験して、親がいてくれたから今の自分があるんだと思えるようになってきました。何だかんだ言って、親は子どものことを思って見てくれていたんだと。自分の気持が落ち着くにつれて、ますます思いが強くなります。家族がひきこもりの子どもをサポートするってとても素敵なことだと思います。子どもにとっては最後の砦ですから。
- 家族:20代の子どもがひきこもって7年です。親として、現状に慣れてしまっているのではないかと不安になります。あのとき〇〇していれば、という思いにモヤモヤが募ります。子どもは成長過程でつらい思いをしていたかもしれません。どう思っていたのか、今何を考えているのか、感情も含めてお話してほしい気持ちでいっぱいです。
- ←子どもができていること、やれていることに注目し、評価するとよいのでは(心理士)。
- 家族:母親や他兄弟と離れて私とひきこもりの子どもと暮らしています。古い住宅なので、子どもと私の動線がどうしても交差してしまい、子どもの気が落ち着くことが難しい状況です。生育歴の中でつらい思いをさせてしまったと、反省しきりです。父親の私がしっかりしなければいけないのですが、正直私も倒れそうなほど辛いです。
- ←私も同じ思いです。ピアの活動に救われましたよ。
- 家族:30代の子どもは中学時代のいじめがきっかけでひきこもるようになりました。私は障がい児童の家族会活動をしながら、家族として子どもの気持ちを目一杯受け止め、無理なく外出の機会をつくってきました。一度は就労しましたが、再びひきこもっています。
- ←ボランティア活動をされていたのはとてもいいと思います。自分の都合ばかりにとらわれない環境は、人を成長させてくれますね。
- 家族:子どもが不適応を起こしてから、子どもの発達に関する資格を取得し勉強を続けてきました。世間体はすぐに捨てることができました。子どもに対する「こうしてほしい」がなくなってから、状況が変化しました。「ちゃんとしなさい」が子どもを苦しめていたんですね。
- ←世間体を捨てることができたのはすごいですね。様々な人間関係と役割の中で育まれた信用や自分の立場、イメージが危うくなるので、なかなかできることでは無いですよね。