ひきこもり家族と社会と

令和4年5月7日(土)10時〜13時
なは市民活動支援センター 参加18名(臨床心理士1名)

私たちひきこもり家族会は5月7日(土)に定例会を開催しました。
5月からは月2回の開催を決めています。感染症対策のために、施設の収容人数に制限があるためです。会員zoomに慣れてきてオンラインでも大丈夫と思っていました。しかし、4月の定例会では、いつもzoomで参加されていた方が「久しぶりの集合形式で参加できてお話するつもりはなかった」と言いながら、嬉しくておしゃべりしてした様子にいろいろ考えさせられました。ピアのチカラは、相対して言葉のぬくもりを感じながら発揮されていくんだと痛感しました。

    対話交流

  • 家族:斎藤環さんの本で知った図。ひきこもる子どもと家族、社会の円の接点を模索する日々だったなと改めて感じました。タイミングは異なっていましたが、それぞれが接点をもつ機会がありました。子どもは会の家族グループと当事者会グループラインに参加するようになりました。ひきこもり家族会が機会をつくってくれたと思います。家族は子どもの孤立(ひきこもり)に気を使っていますが、気を使う中で家族が社会から孤立してしまうこともありますよね。
  • 当事者:発達障害のオンライン当事者会「いばとく」の沖縄支部の立ち上げを頑張っています。
  • 家族:不登校の子どもが高校に行きたいと言い出した。不登校でも進学することができるのですか?
    ←進学に向けて、人馴れと学習支援の課題があります。人馴れについてはさまざまな形でできますね。訪問してくれた担任と会う、LINEやメールでやり取りするなど。学習についてはオンラインを活用できる。教育現場もICTにチカラを入れている。これを評価に組み込めるかどうか、学校との交渉次第です。あと、内申書の他に副申書がある。その子なりに頑張ったことを評価する書類。これが進学の力になることもあります。
    ←中学卒業までに月1回の適応指導教室や保健室登校を目標にすると具体的に動けるのではないかと思います。
  • 家族:私のことをADHD(注意欠如・多動症)だと言うようになった息子。さらにADHDだから消えろ、消えないだろうから自分が消えると息巻いている。かと思えば、食事中に「これ、おいしい」と感想を言うこともある。いろいろしんどいです。
    ←長い間孤立して、鬱積したエネルギーが吐き出されていると考えられます。「おいしい」表現は「生」の感覚の表現です。生きるエネルギーの表出だと考えられます。「おいしい」という肯定的な発言があったということは、家族が変わりつつあるということの証ではないでしょうか。
  • 家族:小学校不登校の子ども。昔の友人達から「毎年のイベントにおいでよ」とのLINEが母あてに届いた。どうしていいのかわからない様子の息子、「それなら言ってみよう」と声をかけてでかけた。「お母さんはしゃべらないでね」と釘をさされました。いろいろ感じて考えているんだと思います。イベントの場所に到着。しかし、息子は仲に入らず、ずっと佇んでいました。帰宅して「お母さんもコーラ飲もう」と息子。いつもより雰囲気が軽くなった様子。とても嬉しかったです。
  • きょうだい:きょうだいの立場です。母も高齢となりました。弟のことについて、母の相談相手はもっぱら私。先日、私が会に参加していることを母に伝えると「恥ずかしいことをするな」と言われショックを受けました。そういう本心があったんだと。しかし、てぃんさぐぬ花の会がなければ私は立ち上がれていないと思います。これからもよろしくおねがいします。
    ←親が高齢となると、「家族が変わることから」が難しい、または適切ではないこともあるかもしれない。きょうだいとして孤立をかんじても会につながっています。大丈夫ですよ。
  • 家族:4月は母として自己変革の時だと決心しました。求人情報を眺めてさまざまな仕事にチャレンジし、いろいろな気づきを得ました。学歴不問の求人も多く、子どもの将来についていろいろ発見がありました。仕事を理由に家事をしない日もあり、新鮮に感じています。

今回の定例会では子どもや家族の成長を感じさせてくれるお話が多かったように思います。「おいしい」などの何気ない表現が子どもの「生きる」エネルギーの表れだということ、普段のコミュニケーションを大切にしたいと改めて思いました。

5月は2回対話交流会を予定しています。次回は5月21日(土)10時〜13時@なは市民活動支援センター3階会議室6です。参加を希望される方は予め当会までご連絡ください。会場に人数制限があるため調整いたします。zoom参加を希望される方もご連絡ください。