NPO法人ウヤギー沖縄さま主催の池上正樹さん講演会に参加してきました。
50-80問題とは、80代の親と50代の子の同居する世帯が孤立や困難に陥って行き詰まる状態です。
ここ数年事件として報道された事例を複数検討し、KHJ家族会や当事者会の取り組みを分析し、今後の展望を伺う講演会でした。

[pullquote2 quotes=”true” align=”left” variation=”red”]ひきこもりの生き方を認めるということ[/pullquote2]

講演会とパネルディスカッションの両方でテーマとなった「ひきこもりの生き方を認める」ということ。これは家族にとって大変勇気のあることだと思います。いつか部屋から出てきて、少しずつ社会になれ、仕事を見つけ、自立してほしい。ゆっくりでもいい。家族として素朴で、切なる願いです。

ただ、その素朴な願いが苦しんでいる本人を更に苦しめているとしたらどうでしょうか?
ひきこもりの本人はまだまだ苦しみの最中にあり、自立なんて到底考えられない状態かもしれません。
家族に求めるのは今苦しんでいる自分への共感や理解かもしれません。今の苦しみです。
家族がいだくやさしい希望(いつか自立して幸せに…)は、ひきこもり本人を相当に苦しめているのかもしれません。

池上さんのお話では、当事者が大事にしているものは自分の尊厳であり、尊厳を傷つけられてなお生きる道として「ひきこもり」を選択しているということでした。今傷つき苦しみながらなお生き続けることができたことに感謝しつつ、本人の苦しみに寄り添うことが大切ではないでしょうか?
今後の生活のこと、親が死んだあとの生活のこと、その時はその時で社会の力を借りたら良いと思います。

ただこの考えに至るにはとても勇気がいります。沖縄支部でも賛否が分かれるところです。
ただただ共通しているのは、子どもが今苦しんでいることを認め、寄り添うこと。

その他トピック

  • 高齢化するひきこもり問題をKHJ家族会調査のデータから読み解く。
  • OSD(O→親が S→死んだら D→どうしよう)の発足。親目線で、生きているうちに何ができるかを相談する会。
  • ひきこもり本人に共通した特性について。
  • ひきこもり本人の気持ちと親の心理。家族が追い詰められていく思考。
  • ゲームとどう向き合う?
  • ひきこもりの生き方を認めること
  • ひきこもり本人が大事にしているもの、求めるもの